イケハヤです。
今日は「バイブコーディング」の可能性について、そしてその第一歩を踏み出すための具体的なロードマップをあなたに授けたいと思います。
「プログラミングなんて自分には無理…」そう思っていませんか?
たしかに、これまではそうだったかもしれません。
しかし、時代は変わりました。
生成AI、特に「Gemini CLI」のような無料かつ、高性能なAIコーディングツールの登場によって、誰もが「バイブス」でコードを書き、サービスを生み出せる時代がやってきたのです。
この記事を読み終える頃には、あなたも「バイブコーダー」としての第一歩を踏み出しているはずです。
では、さっそく始めていきましょう!
ステップ1:まずは環境構築から。Gemini CLIをインストールしよう
何事も、まずは形から入るのが大事です。
バイブコーディングの相棒となる「Gemini CLI」を、あなたのパソコンにインストールしましょう。
インストール方法は、以下の記事にとても分かりやすく解説されています。
https://note.com/munakata_souri/n/n36c29a93d9a7まずは上記の記事を読みながら、落ち着いて設定してみてください。
少し専門用語が出てくるかもしれませんが、大丈夫。これも「冒険の始まり」です。
ステップ2:小手調べに「ポモドーロタイマー」を作ってみよう
環境ができたら、さっそく何か作ってみましょう。
最初におすすめなのが「ポモドーロタイマー」です。
シンプルながら、プログラミングの基本的な要素が詰まっています。
Geminiに、こんなふうに話しかけてみてください。
【プロンプト例】 「HTML、CSS、JavaScriptを使って、シンプルなポモドーロタイマーを作ってください。25分の作業タイマーと5分の休憩タイマーを繰り返す機能が必要です。スタート、ストップ、リセットのボタンもつけてください。」
どうでしょう?
これだけで、動くタイマーのコードが出てくるはずです。すごい時代ですよね。
ステップ3:簡単な「自己紹介サイト」で自分を表現しよう
タイマーが作れたら、次は「自己紹介サイト」に挑戦です。
自分のプロフィールや活動、SNSリンクなどを載せた、世界に一つだけのページを作ってみましょう。
【プロンプト例】 「HTMLとCSSで、おしゃれな自己紹介サイトを作りたいです。顔写真を表示するスペース、自己紹介文、SNSへのリンクを設置してください。全体的にミニマルで洗練されたデザインにしてください。」
ここでのポイントは「会話をしながら開発を進めていく」ことです。
- 「プロフィールページを新しく追加したいな」
- 「問い合わせフォームを設置できないかな?」
- 「YouTube動画を埋め込みたいんだけど」
- 「もっとかっこいいデザインにして!」
こんなふうに、あなたの「バイブス」をAIにどんどんぶつけてみてください。
AIはあなたの優秀なアシスタント。
対話を重ねることで、サイトはどんどんあなたの理想に近づいていきます。
ステップ4:エラーは友達!怖がらずに対処しよう
開発に「エラー」はつきものです。
これはバイブコーディングでも変わりません。赤い文字が出てきても、決して慌てないでください。
- エラーログをよく見る: まずはエラーメッセージをしっかり読みましょう。
- ブラウザのデベロッパーモードを開く: Webサイト制作なら、ブラウザのデベロッパーツール(Windowsなら
F12
キー、MacならCmd + Opt + I
)が強力な味方になります。どこで問題が起きているか、ヒントをくれます。 - エラーをコピペ・スクショしてAIに聞く: これが最強の解決策です。「このエラーはどういう意味? どうすれば直る?」と、エラーメッセージをそのままGeminiに貼り付けて聞いてみましょう。ほとんどの場合、解決策を教えてくれます。
エラーログやスクショをペタペタ貼っていけば、きっと問題は解決できるはずです。
エラーは、あなたを成長させてくれる「クエスト」のようなもの。
一つ一つ乗り越えていきましょう。
ステップ5:中級編!「ブログ」を作ってみよう
自己紹介サイトが作れたら、次は「ブログ」に挑戦です!
ここからは、ぐっと難易度が上がります。
ただ情報を表示するだけのサイトと違い、新しい記事を追加したり、管理したりする「仕組み」が必要になるからです。
ぼくのおすすめは「Sanity」というヘッドレスCMSです。
これを使うと、ブログの裏側(記事の管理画面)を簡単に作ることができます。
「SanityとNext.jsを連携させてブログを作るためのプロンプト」は、ぼくの無料メルマガで限定公開しています。
気になる方は、ぜひ登録してみてください。
ここまでできれば、あなたはもう立派な「中級バイブコーダー」です。
さらに上を目指すあなたへ:「Webサービス」開発という頂
ブログが作れたら、その先には「Webサービス開発」という、さらに高い山が待っています。
たとえば、こんなサービスです。
これらは、ただ情報を見せるだけでなく、ユーザーの操作によって動的にコンテンツが変化します。
そのため、これまでとは比較にならないほど難易度が上がりますし、「セキュリティ」の問題も考えなくてはなりません。
正直に言うと、現時点(2024年6月)のバイブコーディングで、データベースを必要とするような高度なWebサービスをゼロから作るのは、まだ難しい部分もあります。
しかし、技術は日進月歩。不可能が可能になる瞬間は、すぐそこまで来ています。
最後に、すべての「バイブコーダー」に伝えたい心構え
バイブコーディングという新しい冒険に挑むあなたに、3つの心構えを贈ります。
1. エラーとの戦いは、当然の儀式である
ぼくは最近、新しいプロジェクトで「50時間」エラーと戦い続けました。
このブログ記事を書いている今でさえ、裏ではたくさんのエラーが出ています。
エラーは倒す敵ではなく、乗り越えるべき壁。その先に、成長が待っています。
2. わからないことは、人に聞かずAIに聞け
もう、人に質問する時代は終わりました。
あなたの作業環境やコードの全体像を、あなた以上に理解しているのは「AI」です。
人に聞くのは、お互いの時間を奪うだけ。AIという最高の相棒を、とことん頼りましょう。
3. 焦らず「待つ」のも戦略である
「今はまだ、バイブスだけでは作れない…」そう感じることがあるかもしれません。
でも、それでいいんです。技術は、凄まじいスピードで進化しています。
ぼく自身、5月には難しいと感じていたことが、6月にはAIに聞くだけで、すんなり実現できるようになりました。
今できなくても、数ヶ月後には可能になっている。
そんな未来を信じて、待つのも立派な戦略です。
あなたはこの世界の、誰よりも早く新しい可能性に気づいた「超アーリーアダプター」です。
このタイミングでバイブコーディングに挑戦しているという事実を、どうか誇りに思ってください。
では、すばらしいバイブコーディングライフを!