React / Next.js、Vue / Nuxtってどう違うの?フレームワーク&ライブラリ初心者向け徹底比較

React / Next.js、Vue / Nuxtってどう違うの?フレームワーク&ライブラリ初心者向け徹底比較

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更新日:2025年7月29日

イケハヤです。

「プログラミングはできないけど、自分のアプリやWebサイトを作ってみたい」

昔はそれが夢物語だったかもしれませんが、今はもう違いますよね。Gemini CLIのようなAIチャットを使えば、まるで魔法のように、対話するだけでコードが生まれ、アプリが完成してしまう。

ぼくたちは、そんな時代に生きています。

これこそが、最先端の「Vibe Coding」です。

でも、ここで一つ、大切なことがあります。AIという魔法使いに「アプリを作って」とお願いする時、「どんな魔法(技術)で、それを作るか」を、ぼくたちが最初に指示してあげる必要があるんです。

この記事では、Vibe Codingを行うあなたのために、

  • React / Next.js
  • Vue / Nuxt
  • Svelte / SvelteKit

この3つの「魔法の呪文」がそれぞれどんな特徴を持っていて、どれをAIにお願いするのがあなたの目的に合っているのかを、世界一わかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、あなたはAIに対して、最高の最初の「一言」を伝えられるようになりますよ。

呪文の前に知っておきたい:「ライブラリ」と「フレームワーク」の違い

本題に入る前に、AIに指示を出す上でとても大切な、2つの言葉の違いを説明させてください。

これがわかると、AIへの「お願い」の仕方が、もっと具体的になりますよ。

これを「料理」にたとえて説明してみましょう。

ライブラリは「こだわりのスパイスセット」

ライブラリは、料理でいう「スパイスセット」や「最高の食材」のようなものです。

たとえば、ReactはUIを作るための最高の「部品(食材)」を提供してくれます。

しかし、それを使ってカレーを作るか、パスタを作るか、どういう手順で調理するかは、すべて料理人である「あなた」次第です。

つまり、あなたが主導権を握って、AIに「この食材を使って、こういう手順で調理して」と細かく指示していくスタイル

自由度は高いですが、全体の設計図はあなた(監督)が考える必要があります。

フレームワークは「高級ミールキット」

一方、フレームワークは、レシピと食材がすべて揃った「高級ミールキット」みたいなものです。

Next.jsやNuxtといったフレームワークは、「この手順で調理すれば、誰でも美味しい料理が作れますよ」という「レシピ(設計図)」と「必要な食材一式」を、最初から提供してくれます。

あなたは主導権をフレームワークに預けて、AIに「このミールキットのレシピ通りに作って」とお願いするだけ

細かいことを考えなくても、本格的で美味しい料理(=高機能なアプリ)が手早く完成します。

まとめると、

  • ライブラリ:あなたが「主役」。自由度が高い。
  • フレームワーク:フレームワークが「主役」。楽ができて、失敗が少ない。

この違いを頭に入れておくと、AIにどんな「魔法の呪文」を唱えてもらうか、よりはっきりとイメージできるはずです。

React / Next.js:AIに「王道の魔法」を唱えてもらう

まずは、Web業界で最もメジャーな魔法、「React」と、その上位魔法である「Next.js」です。

AIとの相性は?:「最も賢く、安定している」

Reactは、世界中で圧倒的に多くの開発者に使われてきました。これは何を意味するかというと、AIが学習するための「お手本(データ)」がインターネット上に無数に存在するということです。

GeminiのようなAIは、この膨大なデータを学習しているので、ReactやNext.jsを使ったコード生成がめちゃくちゃ得意なんです。

「こういうの作って」とお願いした時に、最も安定して、質の高いコードを生み出してくれる。

Vibe Codingにおいて、これは「最も失敗しにくい、鉄板の選択肢」と言えますね。

AIにお願いすると、どんなものができる?

AIに「Next.jsでブログサイトを作って」とお願いするのは、「プロ仕様の、頑丈な家を建てて」と頼むようなものです。

AIが作ってくれるのは、単に動くだけのものではありません。

ページの表示が速く、多くの人がアクセスしても大丈夫なように設計され、Google検索にも見つけてもらいやすい(SEOに強い)、本格的な構造のサイトです。

あなたの役割は、まさに「監督」です。

「玄関はこうして」「リビングにはこの家具を置いて」とAIに指示を出すことで、プロ品質のアプリを完成させることができます。

どんな人におすすめ?

  • AIに任せるなら、とにかく「安定感」と「信頼性」を重視したい人。
  • 個人の趣味のアプリだけでなく、将来的にビジネスにすることも考えている人。
  • AIが生み出したものを、世界中の豊富な情報を使ってさらに良くしていきたい人。


ReactとNext.jsの比較表:

比較項目React (ライブラリ)Next.js (フレームワーク)
位置付けUIを作るための「部品」Reactを使った「全部入りキット」
表示方式基本はクライアント側で表示 (CSR)最初から高速表示 (SSR) に対応
ページ移動自分で機能を追加する必要ありファイルを作るだけで自動で設定
開発体験自由度が高いが、設定が大変なことも必要なものが揃っていて、すぐ開発できる
おすすめ用途管理画面、WebアプリのUI部分ブログ、ECサイト、企業のWebサイト

Vue / Nuxt:AIに「美しい魔法」を唱えてもらう

次に、日本でも人気が高く、その「分かりやすさ」に定評がある魔法、「Vue」と「Nuxt」です。

AIとの相性は?:「生成されるコードが、読みやすい」

Vueも非常に人気があるので、AIは十分に学習済みです。

Reactと同様、安心して任せられる選択肢の一つですね。

Vueの面白いところは、もともとの設計が「人間にとって読みやすく、書きやすい」ことを目指している点です。

そのため、AIにVueやNuxtでコードを生成させると、出来上がったコードが非常にシンプルで、構造が理解しやすいことが多いんです。

これはVibe Codingにおいて、意外なメリットになります。「AIが何をやっているのか、なんとなくでも把握したい」と思った時に、Vue製のコードはとても親切なんですね。

AIにお願いすると、どんなものができる?

AIに「Nuxtでポートフォリオサイトを作って」とお願いするのは、「美しくて、整理整頓されたモデルルームを作って」と頼むのに似ています。

出来上がるサイトは、もちろん高機能。

その上で、内部の構造(コード)がスッキリしているので、後から「ここの色だけ変えたいな」「この文章を差し替えたいな」と思った時に、AIへの追加の指示がしやすいかもしれません。

あなたの役割は、「空間デザイナー」のようになります。

AIが作った美しい空間に対して、「この壁紙はこれにして」「照明はこれをお願い」と、細部のディレクションをしていくイメージです。

どんな人におすすめ?

  • AIに作ってもらうだけでなく、出来上がったものの中身にも少し興味がある人。
  • シンプルで美しい構造が好きな人。

AIとの対話を、よりスムーズで直感的に行いたい人。

Vue.jsとNuxt.jsの比較表:

比較項目Vue.js (フレームワーク)Nuxt.js (メタフレームワーク)
位置付け学習しやすいUIフレームワークVueを使った「全部入りキット」
表示方式基本はクライアント側で表示 (CSR)最初から高速表示 (SSR) に対応
ページ移動公式ライブラリを追加して設定ファイルを作るだけで自動で設定
開発体験直感的で書きやすい。初心者向け規約に沿えば楽々開発できる
おすすめ用途プロトタイプ、小中規模のWebサイトメディアサイト、Webサービス全般

Svelte / SvelteKit:AIに「最先端の魔法」を唱えてもらう

最後に、新世代の魔法として注目を集める「Svelte」と、その上位魔法「SvelteKit」です。

AIとの相性は?:「少し挑戦的だが、可能性に満ちている」

Svelteは、ReactやVueに比べると新しい技術です。そのため、AIが学習しているデータの量は、まだ少ないかもしれません。

これはつまり、AIに「Svelteで作って」とお願いした時に、たまにうまく動かないコードが出てきたり、少し不思議なコードが出てきたりする可能性が、他の2つよりは高いかもしれない、ということです。

Vibe Codingにおいては、少しだけ上級者向けの「挑戦的な呪文*と言えるでしょう。

しかし、その挑戦には大きなリターンがあります。

AIにお願いすると、どんなものができる?

AIに「SvelteKitで動くアート作品を作って」とお願いするのは、「まだ誰も見たことがない、未来の素材で彫刻を作って」と頼むようなものです。

Svelteの最大の特徴は、「圧倒的なパフォーマンス」です。AIがSvelteKitで生成したアプリは、信じられないくらい動作が速く、軽快になります。出来上がるのは、無駄を極限まで削ぎ落とした、アスリートのようなWebアプリです。

あなたの役割は、「未来派アーティスト」です。

AIという新しい才能に、Svelteという最先端の素材を与えて、どんな作品が生まれるかを楽しむ。そのプロセス自体が、最高にエキサイティングです。

どんな人におすすめ?

  • とにかく「最高のパフォーマンス」を追求したい人。
  • AIの能力を最大限に引き出して、最先端の技術を試してみたい人。
  • 多少の試行錯誤も楽しめる、冒険心のある人。

    SvelteとSvelteKitの比較表:
比較項目Svelte (コンパイラ)SvelteKit (フレームワーク)
位置付けコードを翻訳する「コンパイラ」Svelteを使った「全部入りキット」
表示方式基本はクライアント側で表示 (CSR)最初から高速表示 (SSR) に対応
ページ移動外部ライブラリが必要ファイルを作るだけで自動で設定
開発体験書くコードが少なく、動作が軽快最新の開発体験。非常に快適
おすすめ用途WebサイトのUI部品、パフォーマンス重視の場面小規模〜大規模までのモダンなWebアプリ

まとめ:AIへの「最初の一言」、あなたならどう伝える?

Vibe Codingの時代、ぼくたちの役割はコードを書く「作業者」から、AIに指示を出す「監督」や「ディレクター」へと変わりました。

そして、その最も重要で、最初の仕事が、「どの技術(魔法)を使うか」をAIに伝えることです。

最後に、あなたの目的に合わせて、AIに伝えるべき「最初の一言」をまとめます。

  • AIに「安定と信頼」を求めるなら…
Next.jsで、ビジネスにも使える本格的なブログサイトを作ってください」
  • AIが作ったものを「自分でも理解したい」なら…
Nuxtを使って、構造がシンプルで分かりやすいポートフォolioサイトを作って」
  • AIと「未来の技術」で遊びたいなら…
SvelteKitで、世界一速く動くインタラクティブなサイトを作ってみて」

さあ、あなたなら、Geminiにどんな呪文を唱えますか?

この記事が、あなたのVibe Codingの最高のスタートを切るための、きっかけになれば嬉しいです。

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