Theory

理論について

産土神診断は、神様をランダムに配るアプリではありません。 日本の暦で命式を立て、陰陽五行で偏りを読み、古事記・日本書紀の神話体系に重ねて、 あなたを映す神と、あなたを守る神の二柱を導きます。

0%乱数・日替わり抽選なし
3柱年・月・日から命式を作る
2柱映す神と守る神を導く

Theory & evidence

乱数なし。暦と神話の理論から、二柱を導く。

アプリ内の「この診断のしくみ」を、公式サイトにも整理して掲載しました。 四柱推命・陰陽五行・一霊四魂・九星・二十四節気を一本の流れにまとめ、 なぜその神様が出るのかを、できるだけ見える形にしています。

診断は、この順番で決まります。

  1. 暦を立てる 生年月日を干支に直し、年柱・月柱・日柱の三本の柱を作ります。
  2. 日主を見る 日の十干を「あなた自身」として読み、あなたを映す神を決めます。
  3. 五行を量る 天干と十二支の蔵干を重みづけし、木・火・土・金・水の偏りを見ます。
  4. 用神を決める いちばん足りない気を補う神を、あなたを守る神として導きます。
  5. 神話で読む 二柱の縁、四魂、九星、吉方位、年運を重ねて物語として読めるようにします。
アプリ内の診断理論ページ
現行版は、乱数なし 日替わり抽選ではなく命式から導きます。理論や対応表は今後見直す場合があります。
01

二柱

陰陽道の「表と裏」をもとに、表のあなたを映す神と、内側から支える神を分けて読みます。

02

命式

生まれた年・月・日を干支に直し、天・人・地の三本の柱として整理します。

03

五行と蔵干

表に出る天干だけでなく、十二支の中に隠れた蔵干まで数えて気の偏りを量ります。

04

用神

最も足りない五行を補う働きを、あなたを守る神として読みます。

05

四魂

和魂・荒魂・幸魂・奇魂の考え方を使い、性格の核をやさしく言語化します。

06

縁と九星

古事記・日本書紀の神話上の関係や、生まれ年の九星を重ねて、相性や年運まで広げます。

Calculation

計算式も、考え方も隠さない。

日柱はユリウス通日から六十干支へ変換。年柱は立春で年を区切り、 月柱は節入りと五虎遁で求めます。出生時刻がわかる場合だけ、時柱も追加します。

JDN = 日 + floor((153m + 2) / 5) + 365y
    + floor(y / 4) - floor(y / 100) + floor(y / 400) - 32045

日柱番号 = (JDN + 49) mod 60
日干 = 日柱番号 mod 10
日支 = 日柱番号 mod 12

Ten stems

「あなたを映す神」は、日の十干から。

十干は、五行の木・火・土・金・水と、陰陽の組み合わせです。 アプリでは十干それぞれに、対応する神様を一柱ずつ置いています。

十干 五行・陰陽 映す神
陽の木スサノオ
陰の木コノハナサクヤヒメ
陽の火アマテラス
陰の火カグツチ
陽の土オオクニヌシ
陰の土ウカノミタマ
陽の金タケミカヅチ
陰の金イシコリドメ
陽の水ワタツミ
陰の水ツクヨミ

Sources

体系は本物に立ち、結果は決めつけない。

神様の物語やご利益は、『古事記』『日本書紀』などの古典、 各神社の公開情報をもとに整理しています。そのうえで、診断は占い・エンタメです。 人生や健康を断定せず、日本の神話と神社文化に親しむ入口として設計しています。

  • 四柱推命
  • 陰陽五行
  • 陰陽道
  • 一霊四魂
  • 九星
  • 二十四節気
  • 古事記
  • 日本書紀
  • 神社公式情報

Deep theory

アプリ内の詳説を、Webでも。

以下は、アプリに収録している「産土神診断の理論(詳説)」をもとにした章立てです。 命式の作り方、蔵干の重みづけ、用神の決め方、四魂、神話の縁までを一続きで確認できます。

全体の骨組み

この診断は、四つの東洋の知恵を、神道の神話で一本に束ねています。四柱推命(生まれた日時を干支で読む)、陰陽五行(木火土金水と陰陽)、一霊四魂(魂の四つの働き)、九星気学(生まれ年の星)。これらを別々に占うのではなく、ひとつの命式(めいしき)から矛盾なく導きます。

流れはこうです。①生まれた日を暦に直して三つの柱を立てる → ②日の干(日主)から「映す神」を決める → ③命式の五行の偏りを量り、足りない気を補う「用神」から「守る神」を決める → ④十神・四魂・九星・吉方位・神話の縁を添える。

乱数は使いません。現行版では同じ入力に同じ計算を行います。ただし、理論や対応表は今後の検証で見直す場合があります。

暦を立てる ― 三つの柱

まず、生まれた日を干支(かんし)に直し、年・月・日の三本の柱を立てます。干支は十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の組み合わせ、六十通りで一巡します。

日柱 ― ユリウス通日から

日柱がいちばん正確に出せます。暦のうるう年のゆらぎを吸収するため、いったん「ユリウス通日(JDN)」という通し番号に変換してから、六十干支に落とします。

ユリウス通日 JDN
a = ⌊(14 − 月) / 12⌋
y = 年 + 4800 − a
m = 月 + 12a − 3
JDN = 日 + ⌊(153m + 2)/5⌋ + 365y
      + ⌊y/4⌋ − ⌊y/100⌋ + ⌊y/400⌋ − 32045
(⌊ ⌋ は小数切り捨て)
日柱の干支
番号 = (JDN + 49) mod 60   … 甲子を 0 とする
日干 = 番号 mod 10   (甲=0 … 癸=9)
日支 = 番号 mod 12   (子=0 … 亥=11)

補正値 49 は、日本(sup.andyou.jp)と中国(bmcx.com)の万年暦の実データ3点(2000-01-01=戊午/01-07=甲子/07-01=庚申)で一致を確認した、検証済みの定数です。

年柱 ― 立春で年を区切る

干支の一年は、元日ではなく立春から始まります。立春は「太陽黄経が315度になる瞬間」で、年によって2月3〜4日ごろと動きます。立春より前に生まれた人は、前の年として数えます。

年柱
立春補正年 Y:立春前なら(年 − 1)
年干 = (Y − 4) mod 10
年支 = (Y − 4) mod 12

立春・節入りは固定の日付ではなく、太陽黄経から年ごとに算出しています(たとえば2021年の立春は2月3日)。境目に生まれた人も取りこぼしません。

月柱 ― 節入りと五虎遁(ごことん)

月も、暦の一日ではなく「節(せつ)」で区切ります(節月)。節は太陽黄経が30度進むごとに訪れ、その瞬間で月支が切り替わります。月の支が決まったら、その月の干は年干から「五虎遁」という規則で導きます。

月柱(五虎遁)
寅月の干 base = [丙, 戊, 庚, 壬, 甲] の (年干 mod 5) 番目
月干 = (base + (月支 − 寅) mod 12) mod 10
(寅 = 2。節入り前日までは、前の節月とする)

時柱 ― 生まれた時刻がわかれば(任意)

出生時刻を入れると、四本目の柱「時柱(じちゅう)」を立てられます。時支は二時間ごと、時干は日干から「五鼠遁(ごそとん)」で導きます。時柱を加えると三柱が四柱になり、気の偏りがより細やかに読めます。

時柱(五鼠遁)
時支:子の刻 = 23〜1時 ・ 丑 = 1〜3時 …… 亥 = 21〜23時
子の刻の干 base = [甲, 丙, 戊, 庚, 壬] の (日干 mod 5) 番目
時干 = (base + 時支) mod 10   (子 = 0)

時刻は任意です。入れなければ三柱で読みます(結果は変わりません)。入れたときだけ、時干の神を「時の神(隠れた一面)」として添えます。

二十三時台に生まれた方は、時支を一日のはじまりの「子の刻」として扱います。この診断では、日柱(その日の干支)は暦の日付のまま変えません。流派によっては、二十三時から日柱も翌日へ繰り上げる「早子(はやね)」の考え方もあります。

映す神 ― 日主の十干

日柱の天干(日干)を「日主(にっしゅ)」と呼び、これがあなた自身を表します。十干は、五行(木火土金水)と陰陽(陽・陰)の組み合わせで、ちょうど十。そこに十柱の神さまを一柱ずつ当てています。これが「あなたを映す神」です。

十干五行・陰陽映す神
陽の木スサノオ
陰の木コノハナサクヤヒメ
陽の火アマテラス
陰の火カグツチ
陽の土オオクニヌシ
陰の土ウカノミタマ
陽の金タケミカヅチ
陰の金イシコリドメ
陽の水ワタツミ
陰の水ツクヨミ

映す神は「生まれた日」だけで決まり、後の計算では一切変わりません。いわば動かない軸=あなたの本性です。

気を量る ― 蔵干の重みづけ

次に、三本の柱に含まれる五行の「強さ」を数えます。ここが診断の心臓部です。表に出ている天干だけでなく、十二支の中に隠れている干(蔵干=ぞうかん)まで数えるのが、本格的な四柱推命の流儀です。

気の強さ
強さ = Σ 天干(それぞれ +3)
     + Σ 地支の蔵干(本気 +3 ・ 中気 +2 ・ 余気 +1)

蔵干は、地支ごとに決まっています。本気がいちばん強く、中気・余気と弱くなります。

地支蔵干(五行・重み)
水3
土3 ・ 水2 ・ 金1
木3 ・ 火2 ・ 土1
木3
土3 ・ 木2 ・ 水1
火3 ・ 金2 ・ 土1
火3 ・ 土2
土3 ・ 火2 ・ 木1
金3 ・ 水2 ・ 土1
金3
土3 ・ 金2 ・ 火1
水3 ・ 木2

本気だけを各1で数える簡易法だと、たやすく同点になり「いちばん少ない気」が定まりません。蔵干を重みづけすることで偏りがはっきりし、ほとんどの場合で最少の気が一つに決まります。

用神 ― 足りなさが、守りになる

五つの気の強さが出たら、いちばん少ない=最も足りない気を選びます。これが「用神(ようじん)」。足りないところを補ってくれる存在こそ、あなたを支える「守り神」だ、という考え方です。

用神の決め方
用神 = 強さが最小の五行
同点のときの優先順位:
  ① 印(日主を生む気)
  ② 比劫(日主と同じ気)
  ③ 相生の順(木 → 火 → 土 → 金 → 水)
守る神(副守護神)
守る神 = 用神の五行 × (日主と逆の陰陽)

陰陽をあえて逆にするのは、表(顕・陽)のあなたを、裏(幽・陰)から支える対の関係をつくるため。たとえば陰の水(癸=ツクヨミ)の人で用神が火なら、守る神は陽の火(アマテラス)になります。

なお、本格的な四柱推命では、生まれた季節の強弱(月令)や、日主が強いか弱いか(身強・身弱)、暑さ寒さを和らげる調候まで見て用神を定めます。この診断はそこまでは踏み込まず、「足りない気を補う」一点にしぼった、わかりやすい独自の方式(不足補完型)を採っています。考え方の芯は本物の体系にもとづきながら、誰にでもすっと伝わることを大切にしました。

十神と四魂

日主から見て、ほかの気がどんな関係にあるかを「十神(じっしん)」で分類します。ここでは五つにまとめます。

十神日主との関係
比劫日主と同じ気
日主を生む気
食傷日主が生む気
日主が剋(こく)す気
官殺日主を剋す気

この十神を使って、魂の働き「四魂(しこん)」を判定します。日主を除いた命式の気を(こちらも蔵干の重みづけで)集計し、最も多い働きを採ります。

四魂の判定
印     → 幸魂(さきみたま:愛し、育てる)
食傷・財 → 荒魂(あらみたま:前へ進む)
官殺   → 奇魂(くしみたま:探究する)
比劫   → 和魂(にぎみたま:調和する)
(最多の働き。同点のときは和魂)

気を量る基準は、第三章の用神と同じ「蔵干の重みづけ」で統一しています。ひとつの命式を、ひとつのものさしで読むためです。

二柱の相性 ― 守り方

映す神(日主)と守る神(用神)の五行の関係から、守り神が「どう守ってくれるか」を五つの型で表します。

用神と日主の関係守り方
同じ気(比劫)力添えの守り
用神が日主を生む(印)育み守る
日主が用神を生む(食傷)才を開く守り
日主が用神を剋す(財)実りの守り
用神が日主を剋す(官)鍛える守り

五行の象徴と、生剋

五行は、色・方位・季節・徳とも結びついています。吉方位は用神の方位、守り色は用神の色から導かれます。

五行方位
中央土用
西
相生(生む)と相剋(抑える)
相生:木 → 火 → 土 → 金 → 水 → 木  (次を生む)
相剋:木 → 土 → 水 → 火 → 金 → 木  (ひとつ飛ばしを抑える)

九星と吉方位

生まれ年から「本命星(ほんめいせい)」という九つの星のひとつを導きます。これが「星の神」を決め、生涯の運気の土台となります。

本命星(九星)
立春補正年 Y の数字根 r を求める
(各桁を足し、一桁になるまで繰り返す)
本命星 = 11 − r   (結果が10なら1とする)

一白水星から九紫火星まで。星にも五行が宿り(一白=水、九紫=火 など)、二人の相性では、この星どうしの五行も見ます。

神話の縁(えにし)

映す神と守る神が、記紀(古事記・日本書紀)で実際に関係しているとき、物語の「縁」を重ねます。占いの式の外側に、神話の整合性というもう一本の糸を通すしくみです。現在は全38組。

縁の例
太陽アマテラス × 月ツクヨミ = 日月の縁
(イザナギの禊から生まれた三貴子の姉弟)

新しい占術を足すのではなく、神道神話の内側で深掘りする方針です。縁にはすべて記紀の典拠を付けています。

二人の相性

二人ぶんを別々に診断し、五つの観点でつながりを読みます。

五つの観点
① 神話の縁(二人の映す神どうし)
② 映す神の五行の関係(比和・相生・相剋)
③ 足りない気の補い合い(用神の交差)
④ 四魂の響き
⑤ 本命星(九星)の縁
総合点
点数 = 38 + 各観点の寄与
(55〜99 の範囲に収め、五つの型に判定)

相性は「良い・悪い」では測りません。相剋も“鍛え合い”として肯定的に読みます。

通して計算してみる

ここまでを、1990年4月8日生まれで通してみましょう。

1990-04-08
三柱 = 庚午(年) 庚辰(月) 癸卯(日)
日主 = 癸(陰の水) → 映す神 ツクヨミ

気の強さ(蔵干重みづけ):
  木5 ・ 火3 ・ 土5 ・ 金6 ・ 水4
  → 最少は 火 → 用神 = 火

守る神 = 火 × 陽(日主と逆) = アマテラス
四魂 = 荒魂(食傷の木・財の火が最多)
吉方位 = 南(火)/守り色 = 朱
縁 = ツクヨミ × アマテラス = 日月の縁

こうして、ばらばらに見えた要素が、ひとつの命式からすべて筋を通して導かれます。

References

参照している体系

診断は占い・エンタメとして提供していますが、読みの骨組みは既存の暦法・命理・神話資料に接続しています。

  • 四柱推命/十干・十二支・蔵干(地支蔵干)― 一般的な命理学の体系
  • 九星気学 ― 本命星と方位
  • 陰陽五行説 ― 相生・相剋と五色・五方・五常
  • 一霊四魂 ― 本田親徳の霊学(和魂・荒魂・幸魂・奇魂)
  • 『古事記』『日本書紀』― 神々の系譜と縁の典拠
  • 暦法 ― ユリウス通日、立春・節入りによる干支の区切り

Q&A

理論についての疑問

結果はランダムですか?

いいえ。現行版では、生年月日から命式を作り、日干と五行バランスから導きます。ただし、理論や対応表は今後の検証で見直す場合があります。

なぜ「映す神」と「守る神」に分けるのですか?

陰陽道の表と裏、陽と陰の考え方をもとに、外に現れるあなたの軸と、内側から補う働きを分けて読むためです。

用神は専門的すぎませんか?

本格的な命理では流派差のある概念ですが、このアプリでは「足りない五行を補う神」としてシンプルに整理しています。

神話の縁はどうやって決めていますか?

古事記・日本書紀で実際に関係のある神々の組み合わせをもとにしています。二柱の関係を、神話の物語として読めるようにするためです。

占いとして断定しますか?

しません。体系は丁寧に作っていますが、人生・健康・信仰を決めつけるものではありません。自分を見つめ、日本の神話と神社文化に親しむ入口として設計しています。

理論は今後変わることがありますか?

あります。暦計算、神様との対応、説明文は、検証やアップデートによって見直す可能性があります。